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GRL(グレイル)の浴衣レビュー!ワンピースタイプの着方は?着付けのプロに本音を聞いてみた

GRL(グレイル)

毎年人気柄は即完売のGRL(グレイル)浴衣。可愛い柄で欲しくなるものの「布が透けるって本当?」「実際に着られる?」など疑問に思う人も多いですよね。この記事では着付け講師の先生にGRL浴衣を見てもらいました!

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GRL浴衣の評判・口コミ

毎年浴衣が発売されると「可愛い!」というツイートで溢れます。お友達とお揃いで買うにも手頃な価格ですし、何より可愛い柄が多いのが魅力。

GRL浴衣の悪い評判・口コミ

他の人と被る

かわいいからこそ被ってしまうと心配になる人も一定数いますが、毎年GRLの浴衣をチェックしているライターから見てそこまで着ている人が多いという印象はありませんでした。

柄に模倣が?

こちらは昨年話題になった浴衣の図案についてのツイート。布は生産工場が同じであれば同じ布を使うことはよくあるので、同じ中国工場を使っているらしいGRL・しまむら・SHEINでの布の一致は問題なさそうですが、高級ブランドのオリジナルプリントと一致となると盗作の可能性もありそうです。
しかし消費者が生産元の海外工場までたどるのは難しく、オリジナルとなったブランドからのアナウンスなどがなければ真偽がわからないのが現状です。

GRLの浴衣の着方は?必要な道具は?

GRL(グレイル)の浴衣は基本的に普通の作り帯タイプの浴衣と同じですが、2023年からさらに簡単なワンピースタイプの浴衣も登場。2つとも説明していきたいと思います。

GRL通常浴衣

必要なもの(黄色は家にあるものでOK)

  • GRL浴衣セット(浴衣・帯の2点)
    2022年は下駄もついていましたが今年からは2点セットになりました。正直サンダルで良いですし1足あればいいものなので、セットから外れたことで気軽にもう一枚購入できるようになったかと思います!
  • 下着(スリップ・Tシャツワンピ・肌襦袢)
    肌襦袢と腰巻きを勧められることが多いですが腰に巻くものが増えますし使い道も少ないので襟元の空いているシンプルなワンピースやスリップがおすすめです。GRLの浴衣は透けやすいので、プリントなどがない見えても良いものにしましょう!
  • 腰紐1本、帯板1枚、伊達締め(マジックベルト)、あれば着付けベルト(コーリンベルト)
    GRLで4点セット¥1,599で販売しています。腰紐はどんな紐でも良いですし、帯板はカットしたクリアファイルで代用する人もいるようなので、購入するのが勿体無い人は代用品でもOK!
    ①腰紐:腰回りに負ければどんなものでもOKです。伊達締めがあるのなら1本、なければ2本必要。
    ②帯板:帯がしっかりしているものや兵児帯なら帯板は不要ですが、GRLの帯は「帯芯」という裏地が無いので、あったほうが良いです。

    ③伊達締め(マジックベルト):腰まわりにあらかじめ巻いておくことで布や紐を固定しながら凹凸をなくします。
    ④着付けベルト(コーリンベルト):襟が緩んだりしないために使います。あったほうが綺麗に着ることができますが無くてもOK。
  • 下駄、またはサンダル
    慣れない下駄で靴擦れができるとお出かけが楽しめませんし、サンダルで十分です!下駄が良い場合はGRLで¥1,099で販売しています。
  • 欲しければ飾りアイテム(帯飾り・襟飾り・バッグ・髪飾り)
    これらは無くてもOKです。

着方・着付け方法

浴衣の着方
  • ステップ1
    肌着の上に浴衣を羽織る
  • ステップ2
    浴衣の裾をくるぶしまで上にして、腰回りに布をためる(おはしょり)
  • ステップ3
    腰紐を結び、「おはしょり」を作る
  • ステップ4
    おはしょりの上に腰紐か伊達締め(マジックベルト)を巻く
  • ステップ5
    帯を胴体に巻き帯板を入れる
  • ステップ6
    帯のリボンを取り付ける
  • 完成!

GRL2Way浴衣

2023年に登場したワンピースとしても使える浴衣は、おはしょりを作る必要がなく更に便利になりました!残念ながら柄が少ないのですが着付けが心配な人はぜひ試してみてくださいね。

必要なもの(黄色は家にあるものでOK)

  • GRL3点セット2Way浴衣(ワンピース・浴衣上部・帯の3点)
    2023年新登場の3点セットです。
  • 下着(スリップ・Tシャツワンピ・肌襦袢)
    肌襦袢と腰巻きを勧められることが多いですが腰に巻くものが増えますし使い道も少ないので襟元の空いているシンプルなワンピースやスリップがおすすめです。GRLの浴衣は透けやすいので、プリントなどがない見えても良いものにしましょう!
  • あれば着付けベルト(コーリンベルト)
    羽織の襟元を綺麗に見せますが、なくてもOK。
  • 下駄、またはサンダル
    慣れない下駄で靴擦れができるとお出かけが楽しめませんし、サンダルで十分です!下駄が良い場合はGRLで¥1,099で販売しています。
  • 欲しければ飾りアイテム(帯飾り・襟飾り・バッグ・髪飾り)
    これらは無くてもOKです。

着方・着付け方法

浴衣の着方
  • ステップ1
    肌着の上にワンピースと羽織を着て、羽織のリボンをとめる
  • ステップ2
    帯を胴体に巻き帯板を入れる
  • ステップ3
    帯のリボンを取り付ける
  • ステップ4
    完成!

浴衣小物の使い方

「浴衣は本来パジャマのような服なので飾りがあるのはおかしい」というような意見やマナーを見かけることもありますが、現在の浴衣の捉え方は決して「パジャマのようなもの」ではありませんし、おしゃれを楽しむアイテムを使ってもまったく問題ありません。とくにGRL(グレイル)の浴衣はプチプラな分簡素になっている部分もあるので、小物で補ってあげるのはおすすめです。

帯飾り

GRLの帯は少しチープなので飾りで隠してあげたほうが見栄えが良いです。

帯留風に帯につける紐やベルトです。
紐の飾りは好きなように帯にぐるっと巻いて結んでOKですが、ほどけないよう注意してください。
どんなものでも良いですが、ゴムベルトタイプだとほどけないのでおすすめです。
GRLの帯は「帯芯」という、帯の布を硬くする裏地が接着されていないのでシワがつきやすいため帯板で形を整え、帯飾りでシワを隠すと良いかもしません。

こちらのベルトはゴムになっており落ちにくいのでおすすめ。

襟飾り・重ね襟

GRLの浴衣の襟は厚みが足りないのでふっくら見せる効果も◎

GRLでの販売はありませんが、浴衣の襟に縫い付けて使います。
通常浴衣や着物は襟をふっくら見せるために布が重ねてあるのですが、GRLはその布がないので襟の布が薄くなっています。縫うのは手間ですが、布を重ねてあげるとペラペラな印象がなくなりますね。

兵児帯

GRLでは帯に重ねて使うための兵児帯が別売りで販売されています。帯締めのように帯の上に重ねてむすんであげるとボリュームがでて可愛く着こなせます。

髪飾り・コサージュ

コサージュは髪飾りはもちろん、バッグや帯などにつけても可愛いのであると便利なアイテムです。

レース浴衣・サテン浴衣ってどう?

数年前から大人気となり、現在レンタル着物などでも定番となっている「レース着物」。GRLでもいち早く浴衣として低価格で販売しています。さっそくライターが購入してみました。

やはり襟や帯に芯となる裏地がないのでペラペラしています。

また、他の浴衣とちがってノリが効いていないのでてろてろした着心地。肌触りなどはいいのですが胸のあたりにドレープ(布の流れのシワ)ができて、良いのか悪いのか判断が難しいところでした。

レース生地の透けについては、胴体から股下にかけては裏地がつけられているので下着の透けなどは逆に他の浴衣より安心な印象。しかし、レース着物の透けを楽しみたいと思った場合下に着るものの色で遊ぶのは難しそうでした。
ライターも白レースの下に緑の襦袢を着てみましたが、ご覧のように袖と足だけ緑色が出ているので裏地がついているのがはっきりとわかってしまう結果に。

個人的にはもうすこしハリのある布地で、裏地はなくてもよかったかも…という感想でした。

着付け講師に聞いたGRLの浴衣あれこれ

「安い浴衣って、もしかして恥ずかしい…?」
普段着慣れないものなので、プチプラで買っても悩んでしまう人も多いですよね。今回は着物の着付け教室の講師の先生の所にGRL(グレイル)の浴衣セットを持って行ってみました。結論から書くと

・襟元の薄さなどは着物を見慣れた人からすると確かにわかるが、それを口に出したり不快に感じる人はいない。楽しんで着ることが一番。

・小物などについても、厳格なルールよりも親しみを持って着てもらえる事が大切。

・下着が透けてしまったり、襟が左前だったりするのは本人が恥ずかしい思いをしてしまうので気をつけて

よく「着物警察」なんて言葉を聞くので身構えてしまいますが、着物も衣服である事に変わりなく、その時代の気候や文化に応じて変化していくもの。おおらかに考えている人がほとんどですので、気軽に楽しんでみましょう。

GRL浴衣セットを見たプロの感想

前述している部分もありますが、改めて、GRL(グレイル)の浴衣の「足りている部分」「足りない部分」を理解して、より浴衣を楽しみましょう。

浴衣

問題なく着られる。

布について:布の薄さが話題に上がりますが、着物でもごく薄い布地のものがありますしノリがしっかりときいておりハリがあるので透け防止の肌着対策をちゃんとしていれば問題ないです。ご自宅で洗ったりした時にノリが落ちてどうなるのかは洗ってみないとわからないですが、クリーニングに出せばノリをかけて戻してくれるので問題はないと思います。

作りについて:本来襟の布はもっと布を重ねて厚くするので、少しペラペラな印象はあります。でもそれに対して何か感じたり、不快になる人はいないと思うので大丈夫。もし自分が気になるのであれば重ね襟などですこし厚みをもたせてあげると安心かもしれません。

問題なく着られる。

布について:「帯芯」という、帯の布を硬くする裏地がないですね。帯板で形を整えてあげないとシワができて形も崩れてしまうかも。でもそれ以外は問題ありません。

兵児帯

マナーについて:大人がしてもまったく問題ありません。作り帯と違って自分で結ぶので、少しコツがいるかもしれませんが、ふわっとした布なのであとから形を整えてあげれば変に見えないですよ。

帯飾りなどの小物のついて

マナーについて:今はいろいろなアイテムがありますが、自由につけていただいて大丈夫ですよ。和服のおしゃれを気軽に楽しめて良いと思います。

夏の浴衣は和服を楽しめる良い機会です。
ぜひ気軽に来ておでかけしてくださいね!

この記事を読んだ人の口コミ

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