話題の通販アプリ「SHEIN」。気になるけどどんなサイトなのかわからない、一体なにが人気なのか気になる、などなど、SHEIN通販総額が50万円になりそうなライターが解説します!
日本のファッションアプリDLランキングで常に5位以内。なのに実店舗は見たことがないので不思議ですよね。人気の理由や実際に使ったレビューを紹介します!
SHEINとは?
話題のSHEINがどんなサイトなのか、わかりやすく解説します!
[世界的な人気]アプリDL数米国一位の実績
米調査会社data.aiが発表した「2024年版モバイル市場年鑑」によると、SHEINは2023年の世界のショッピングアプリDL数ランキングで首位に輝いています。
順位 | アプリ名 |
---|---|
1位 | SHEIN(中国) |
2位 | Temu(中国) |
3位 | Amazon(米国) |
4位 | shopee(タイ) |
5位 | Meesho(インド) |
6位 | Flipkart(インド) |
7位 | Alibaba.com(中国) |
8位 | Shopsy(インド) |
9位 | AliExpress(中国) |
10位 | Pindvodvo(中国) |
こうしてみると中国ファッションアプリの人気に驚きますね!しかし数十年かけて「世界のアパレルファッション工場」として機能してきた中国に蓄積された生産ノウハウを考えれば、決して意外とは言えない結果です。
[Z世代人気]トレンド商品で若者に人気
よくSHEINの説明として「Z世代を中心に広がった」という枕詞がついています。若者に広がった理由はざっくりと以下のようになります。
- 圧倒的な低価格
- AIが探し出す最先端のトレンド商品
- SNSなどでの口コミ効果をメインとしたマーケティング
若者に人気があるのも納得の低価格・多商品・ネット活用マーケティングです。
通常のブランドであれば実現しない低価格・多商品については、のちほど詳しく説明しますが簡単に言えば中国の生産力・資金力・情報力。世界中のアパレル工場があつまったという歴史や、人口14億が生み出す生産力資金力、そこにネット社会のAI導入という近代化が介入したことによって、SHEINの人気の秘訣が生み出されているんです。
[低価格多ジャンル]安くて豊富な商品
SHEINを初めてみるとその商品の安さと雑多さにまず驚くかと思います。
ワンピースは最安値で350円からという「本当に服?」と思えるような価格ですし、そんな商品がとても全て見ることができないような量並んでいます。是非一度見てみてください!
[安心の運営]サイトはショップ登録型
SHEINアプリはもともと「SHEIN」というブランドのみでの展開でしたが、現在はショップ登録型となっています。楽天やAmazonのように、いろいろなお店が登録する、所謂「マーケットプレイス型ECモール」という形態。
この形態は、ショップによって当たりハズレがあるというデメリットがあるものの、とにかくいろいろな商品が置いてあるというメリットが大きいです。現在お買い物をしようと思うと思いつくのが大抵マーケットプレイス型ECモールなのではないでしょうか?
SHEINはどこの国の通販サイト?
すでに説明しましたが、改めて運営会社なども含めて解説します。
中国の会社が運営・本社はシンガポール
本社所在地 | シンガポール |
拠点 | 中国 |
設立 | 2008年 |
展開地域 | アメリカ、ヨーロッパを中心に150カ国以上 |
業態 | 越境EC |
ざっくり言うと「中国の会社がアメリカをメインとした世界中で販売している」という感じですね。しかし、中国というと昔は「粗悪品」というイメージが強かったためイメージアップとして本社を海外にすることはよくあるみたいです。
- 2008中国で前身となる会社が設立
中国の南京で、「南京希音電子商務有限公司」という企業が設立。
WENマーケティングやウエディング事業をメインにしていました。 - 2012「Sheinside」立ち上げ
事業の中でウエディング向けブランド「Sheinside」を立ち上げ、ECサイトをオープン
- 2014アメリカ向けファストファッションブランド「SHEIN」設立
ブランド名をSHEINに改めファッション事業に注力
- 2020.12日本進出
日本語版サイト・アプリをリリース
- 2021.5アプリDLランキングでAmazonを抜く
iOSプラットフォームにおけるアプリのダウンロード数でAmazonを抜いて一位に
- 2021.6シンガポールに本社を置く
Roadget Business PTE. LTD.運営に
- 2022.8売上ユニクロ越えで実質世界4位に
- 2022.11世界初の常設店舗が原宿にオープン
実店舗にあるQRコード読み込みで商品を通販する形態のお店です。
- 2022.122022年の売上3.54兆円、世界2位に
- 20242023年度ファッションアプリDL数世界1位に
日本・東京原宿にも店舗あり!
日本には世界初の常設店舗があります!他、大阪などにも期間限定でPopupストアがオープンしており、開催期間中は長蛇の列になっていました。
SHEINはなぜ安い?
気になる「安さ」にはいくつかの理由があります。
原材料を低価格で仕入れ
メインの生産工場となっている中国は世界中のアパレルブランドの工場・倉庫があり、布の廃棄問題も深刻です。アパレル企業のだす廃棄布・服の問題は深刻とされており、それをうまく使っているのは賢いですね!
SHEINの商品をよくみると、他のファストファッションブランド(GRL・しまむらなど)と同じ布が使われていることやデザインが似ていることも多いのですが、これは仕入れと生産工場が同じところに委託しているのが理由のようです。
低賃金の労働力
もともと中国に工場が多く作られていたのは人件費の安さから。それは現在も変わらず、低賃金でものを作ってくれる人がいるため現在の安さが成り立っている部分もあります。
しかし現在、世界的に労働力搾取は問題となっているため、SHEINでも現在は労働環境改善に取り組んでいるとのこと。確かに一部価格が高いレーベルなどもではじめています。低価格はそのままに、高額レーベルの商品も用意して売上を確保したまま改善を目指しているのかもしれません。
オンライン販売に特化
こちらは日本だとGRLなどが有名ですが、実店舗のないネット販売のみのブランドは、店舗運営にかかる賃料・仕入れ送料・人件費などを徹底的に削減しているため安くなっています。
SHEINも例外ではありませんが、さらに言えば海外通販の場合、店舗がないことによって通常店舗仕入れであればかかる関税を「個人輸入」として削減もできているようです。
自社工場・倉庫で多数の商品を保有
商品の生産をAIが行なって最適化している他、中国をメインとして巨大な倉庫をかかえているSHEINは配送もそのとき一番適切な倉庫から出荷をすることにより経費削減ができているようです。
SHEINでお買い物するメリット
SHEINでお買い物をするメリットは以下になります。
とにかく超低価格!
ワンピースが350円ほど、アクセサリーも50円ほどがごろごろ…この価格は日本では買えません。
さらに言えば現在日本ではSHEINで買った商品を転売しているショップも多く、損をしてしまうことも。SHEINなら一番お得に買えるということは間違いなしです!
日本にはないデザイン!
AIが作り出す商品は企画から生産までたったの二週間、毎日1000点以上の新着アイテムが世界中にむけて追加されています。膨大な商品の中には、日本では生産まで漕ぎ着けていない・日本では生産できないような商品もたくさんあり、これもまた、「日本では買えない商品」を生み出しているんです。
商品数がとにかく豊富!
前述したように、毎日1000点以上の新着アイテムが登場しているので当たり前ですが商品数が膨大。さらにショップ登録型になったことで他店の商品も入荷しており、「とにかくなんでもある」状態になっています。
SHEINで実際に買ってみた!いつ届く?配送・追跡レポ
ここからは気になる商品の届き方やクオリティについて、実際に通販しまくっているライターが解説します。
ちゃんと届く?
もちろん届きます!が、150回中1回だけ届かないことがあり、全額返金となりました。
こちらが実際の追跡画面。半月以上経過しても止まったままのためサポートに問い合わせをしたところ、確認後全額返金してもらえました。大阪までは来ていたので、日本の配送会社のほうでのミスかと思うと少し悲しいですね…
届くまでに何日かかる?
5日〜10日です。
配送予定期間を過ぎると600円もらえますが、期間を過ぎたことはかなり稀で、体感では6、7日程度です。
到着までの流れ
商品の状況は注文画面の「追跡」で確認できます。
- 注文情報送信
- 支払い確認
- 注文確認・パッキング
- 倉庫から空港へ発送
- 空港から日本へ発送
- 日本到着・関税確認
- 地元の配送会社へ引渡し(ここから日本の配送会社とやりとりが可能)
- 到着
基本このような流れになります。商品在庫がなかった時に③で数日とまったり、⑥の関税で数日とまることはありますがぞれも長くて3〜4日ほどです。
トラッキングってなに?
トラッキングとは商品を追跡することです。上記の追跡機能で大きな流れがわかるのですが、さらに詳しく知調べたい時は以下の方法があります。
佐川急便でSHEINの荷物を追跡する
ヤマト運輸でSHEINの荷物を追跡する
【海外】一番詳しい情報が確認できる!parcels
画像のように細かい追跡記録が表示されました。こちらのサイトが一番おすすめですが、「SHEIN追跡」などで検索しても出てこないので探すのなら以下のリンクから。
【海外】シンプルな情報で見やすいOrdertracker
「SHEIN追跡」でGoogle検索をしたときに2番目にでてくる追跡サービスです。一番目のサイトが「不明」で表示されなかったので諦める人も多いと思いますが、こちらのサイトなら追跡可能です!
【海外】検索できないサイト:ship24 ※注意
「SHEIN追跡」で一番に表示される追跡サービスで、SHEINの追跡についての専用ページまであるのに検索結果は「不明」しかもページは広告が重なっており、文字が見えない部分多数。悪質だと感じます。
【海外】検索できないサイト:17track
「お急ぎ便」発送を催促する、ってなに?
こちら注文後に出現するボタン。
「お急ぎ便」というボタンを押すと「出荷催促済み」という表示がでますが、試しに押してみたものの「催促済み」と表示されるものの変化があったかというと体感ゼロです。
急いでいる時にダメ元で押してみるのもいいかもしれません。
「緊急配送」お急ぎ便で発送されました、ってなに?
こちらは商品日本到着後に出現するボタン。
SHEINの緊急配送は2023年の11月から登場した機能なのですが、試しに押してみたものの「催促済み」と表示されるものの変化があったかというと体感ゼロです。
急いでいる時にダメ元で押してみるのもいいかもしれません。
届け先の変更は可能?
商品出荷前なら住所変更も可能です!間違えてしまった、やっぱり友達の家に送りたい…そんな時にご利用ください。
注文取り消し(キャンセル)は可能?
こちらも商品出荷前ならキャンセル可能です!返金もスムーズです。
私もクーポンの使い忘れでよくキャンセルをしています。
商品を取りに行くことはできる?
残念ながらコンビニ受けとりなどの機能はありません。商品が戻りの営業所に届いたタイミングで「そちらの営業所に取りに行きます」というような交渉は可能かもしれないので、追跡を確認してから最寄り営業所に問い合わせをしてみてもいいかもしれません。
配送状況が止まってる
こちら150回中一度あった商品未着。
配送予定期間を過ぎたら問い合わせしてみても良いかと思います。確認後全額返金されます。
SHEINで実際に買ってみた!商品の品質・梱包レポ
ここからは実際に届いた商品のレポをしていきます。
届き方や梱包は?
雑だし破損の時もあるが即時返金!慣れれば問題ありません。
ダンボールではなくビニール袋で届きますし、中の包装がベコベコになっていたり、袋に穴が空いていることも多いです。
割れ物の破損と精密機器の故障は正直多いのですが、返金されるのでまた購入してみればいいかと思えばあまり気になりません。海外通販に慣れてかなり寛容になっていますが、日本の配送技術が高過ぎるので、日本人はもっと手を抜いてもいいのでは?と思えます。
商品の品質は?
雑貨とアクセサリーは百均で買う感覚、服は日本ではみないペラペラ生地のものもあるが許容範囲。
品質をひとくくりに言うのは難しいですが、口コミで日本人が「高見えします」というものがあれば安心かなと思っています。もちろんこの価格で高クオリティの商品は期待しないのが前提です!
トラブルはなかった?
- 商品破損→即時返金
- 商品故障→即時返金
- 商品未達→2日間確認後返金
このように、もしなにかあってもすぐに返金してくれるためトラブルにはなりにくいです。日本通販の場合もし商品不備があったとしてもレシートや梱包がないと対応してもらえないのでトラブルになったなぁと感じるのですが、SHEINではありません。
まとめ
賛否両論あるSHEINではありますが、個人的には「十分注意しながらたくさん利用」で良いかと思っています!ぜひお買い物を楽しんでくださいね。
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