PR

SHEINの危険性は?安全性についての噂を全て調べてみた

SHEIN(シーイン)

中国発の越境ファストファッション通販「SHEIN(シーイン)」。安すぎる商品には怖い噂がたくさん付きまとっていますが、全ての疑問を一覧にして調べました!

発がん性・人権問題・パクリ商品…きになる噂について掘っていきます!

SHEINは危険?安全性を徹底検証

発がん性物質が混入している?

  • 一部商品に発がん性物質や有害物質が検出され削除対応されていますが、ショップ登録型のECサイト全般で検品しきれていないという課題がある
  • トコジラミは数十回通販して一度もないが、SNSで発見報告はあり真偽不明

2024年6月〜9月、韓国でSHEINの商品に基準値以上の発がん性物質や有害物質が含まれているという報告がありました。検査対象となったのはSHEIN、Temu、アリエクスプレスなどの安くて有名な海外通販サイトです。

残念ながら基準値以上の発がん性物質が検出されたのは真実です。この時に検出された商品は女性用下着、浮き輪、ビーチボール、サンダル、帽子などです。こちらについてSHEINはAFPに対し、「提供している製品がSHEINの製品安全基準を満たしているのを確認するため、国際的な第三者検査機関と連携して抜き打ちでリスク検査を定期的に実施している」とコメントしています。

過去に発がん性物質・有害物質が検出された商品一覧

参考までに基準値以上の発がん性物質・有害物質が検出された商品には、以下のようなものがあります。なお、問題のあった商品は削除されているため該当商品を新たに購入することはありません。

商品内容
ビーチボール、浮き輪発がん性物質
女性用パンツ発がん性物質アリールアミン
口紅黄色ブドウ球菌
ネイルニッケル、ジオキサン
子供用バッグや靴、ベルトなど革製品フタル酸系可塑剤やホルムアルデヒドなどの有害物質

鉛が混入している?

鉛については2024年だけでなく、2021年10月もSHEINの幼児用ジャケットからカナダ保健省の定める基準の20倍以上の鉛が含まれていることが発見されました。SHEINは該当商品を削除して、商品を製造した下請け会社との契約を解除しました。SHEIN以外にもAliExpressの商品などからも化学物質が検出されています。

鉛は皮膚から体内に吸収されることはありませんが、舐めてしまうと口から吸収され危険です。心配な方はSHEINで子供用商品の購入は避ける、洗濯してから着る、といった対策をするのがおすすめです。

虫(トコジラミ)が混入している?

2023年にフランスと韓国で猛威をふるったトコジラミについてですが、SNSなどでの報告はあるものの、ライターが数十回通販している中でトコジラミはいませんでした。2025年の現在も不安に思う声はありますが、確率はかなり低いのではないでしょうか。

なお、筆者が購入した商品に虫が入っていたことはありませんが、とうもろこしが入っていることがありました。虫が混入していても驚きません。鉛問題同様、心配な方は洗濯してから着ると安心でしょう。また、とうもろこしが入っていた商品は返金してもらえたので、虫も同様に返金してもらえる可能性が高いです。洗濯する前に証拠写真を撮ってサポートに連絡しましょう。

SHEINで通販購入したタオルにとうもろこしが付いていましたが、返金してもらえた
購入したタオルにとうもろこしが付着、その後返金してもらえました

商品が臭い?

SHEINで購入した衣類やバッグ、靴が石油臭いことがあります。これは、商品の製造過程に使用されるミシンの油や、染料、接着剤などが原因と考えられます。臭い商品が届いてしまったら、洗濯することをお勧めします。1度の洗濯で臭いが落ちない時は、セスキ炭酸ソーダでお湯につけ置きすると、ほとんど臭いが気にならなくなるはずです。

支払い方法とセキュリティ面

SHEINではクレジットカード、PayPal、PayPay、コンビニ払いなど複数の決済方法が利用できます。

SHEIN(シーイン)故意にクレジットカード情報などを含む個人情報を抜いたり悪用することはありません。

しかし、2018年の5月と2018年の8月の2回、ハッキングによりSHEINの個人情報が盗まれた事件がありました。SHEINはサーバーにクレジットカード情報を保存しないため、重大な情報は盗まれませんでした。2018年以降は万全の対策を行なっており、個人情報漏洩はしていません。

SHEINはMasterCard、VISAなどのサービスプロバイダーと直接提携しておりEC分野でAmazon並みの世界トップクラスのクレジットカードセキュリティを提供しているとのこと。一般的なECサイトよりもセキュリティは高いと考えて良いでしょう。

SHEINの労働環境がひどい?

まず、SHEINの下請けのサプライヤーの労働環境がひどかったのは事実です。2022年にイギリスのドキュメンタリーテレビの調査で、製造1着につき6円しか労働者に報酬が支払われていないことが判明しました。ただし、多数のサプライヤーの中からひどい労働環境に該当したのは2ヶ所のみで、SHEINの労働規定からも逸脱した環境だったとのことで、故意にSHEINが直接的に劣悪な労働を指示していたとまでは言えないようです。また、報道を受けてSHEINは2022年末に1500万ドルを投資して施設を改善していくとの計画を発表しています。

また2023年8月26日、アメリカの16の共和党州の検事総長が、SHEINのサプライチェーンを強制労働の使用について監査するように米国証券取引委員会(SEC)に要請しました。これに対しSHEINは、強制労働に対する「ゼロ・トレランス(容認しない)」ポリシーを持っており、新疆ウイグル自治区の契約製造業者とは契約していないと述べています​。

引用元:REUTERS – US states ask SEC to check if Shein complies with forced labor rules

ウイグル自治区の人権問題って?

新疆ウイグル自治区は、多くのウイグル族が住む少数民族自治区です。多くの国に隣接する軍事的に重要な地点であり、暴動やテロが多かったことから2014年ごろからウイグル族への弾圧が強まり、現在もそれが続いているのではないかと問題になっています。

とくに問題となっているのがアパレル企業での「新疆綿」利用。

綿花の栽培が盛んだったウイグル自治区。弾圧されているウイグル族を過酷な環境で働かせながら作られる「新疆綿」は中国綿の8割以上といわれ、世界中のアパレル企業が実態を知らずに利用することが問題となり、「ユニクロ」「無印良品」などの日本の有名企業もそれを使って問題となっています。

パクリ(模倣商品)が売られてるって本当?

SHEINで模倣商品が販売されているのは事実です。ルイ・ヴィトン、ラルフローレン、無印良品などの有名ブランドの他、マリオ、ワンピース、すみっコぐらしといったキャラクターの模倣商品が販売されており、権利者より多数の訴訟も起こされています。

SHEINは故意に模倣商品を販売しているわけではなく、下請けのサプライヤーが販売し、SHEINがチェックできていないようです。権利者の場合は、権利の侵害通知より申し立てすることが可能となっており、企業として著作権保護のための一定の努力をしているようです。

偽物ブランド商品を買って見た検証記事もありますのでよければご確認ください。

偽サイトや詐欺に注意

人気の高さから、SHEINを装った偽サイトやフィッシング詐欺も報告されています。公式サイトは「https://jp.shein.com/」です。類似ドメインや怪しい広告からのアクセスには注意が必要です。

個人情報・配送トラブルの事例

配送の遅延や誤配送、返品がスムーズに進まないなどのトラブルが口コミでも見られます。また、中国からの直送となるため、到着まで1〜2週間かかるケースもあります。

口コミ・評判からわかる実態

SNSやレビューサイトでは「安いのに可愛い」「想像以上に良かった」というポジティブな声と、「縫製が甘い」「写真と違った」というネガティブな声が混在しています。品質にばらつきがあることを理解して利用するのが大切です。

コメント 評価、口コミをどうぞ

タイトルとURLをコピーしました